固定概念が資金計画を崩す元?

おはようございます!
ファミリアハウスの佐々木です。
家を建てる人の約7割が、
土地を買わなければいけないと言われているのですが、
そうなれば必然的に銀行からの借入額が大きくなります。

そして、出来るだけ長い期間で
住宅ローンを借りることになるのですが、
この時気をつけてほしいことが
単純に安い金利を選ぶことで
返済負担を下げようとすることです。

住宅ローンは返済期間が長くなればなるほど
元本の減りが遅くなるため、
よほど貯金をしていない限り、
途中で金利が上がると一気に返済負担が上がってしまいます。

なので、土地から買って家を建てる場合、
固定金利を選んだ場合でも
返済負担がなるべく上がらないように
家づくりの計画を立てるべき、なんですよね。

では、固定金利を選びつつも
返済負担が上がらないようにするためには、
どのように家づくりをするべきなのか?

結論から申し上げると、
家づくりのコストを上げる原因となる
・家は最低35坪欲しい
・土地は南向きじゃないとダメだ
・土地は少しでも広く買いたい
この3つの考え方を取り除くことが鍵になります。
では、その理由について1つ1つ説明していきたいと思います。

✔︎危険な暗黙のルール

家づくりでは、
そうしなければいけないわけでもないのに
知らず知らずの間にこうだと
決めつけてしまっていることがたくさんあります。

「家=2階建」「子供部屋=2階」、「部屋=南」「水回り=北」
という暗黙のルール的なやつです。
そして、この暗黙のルールの1つが
「家は最低35坪欲しい」ということです。

おそらく足を運んだモデルハウスや完成見学会などで
「いいな」と思った家の多くが35坪以上広さがあったからか、
あるいは、それぐらいは必要だと住宅会社から言われたからか、
その理由は定かではありませんが、
理由はさておき、この考え方が危険な理由は一体何なのでしょうか。

✔︎ほぼ合致しない予算と要望

それはいざ資金計画をしてみると、
多くの方がその大きさの家が建てられるだけの予算を
家に回すことが出来ないからです。
つまり、その大きさの家を建てるとなると、
ほぼ確実に予算オーバーしてしまうということですね。

例えば、35坪の家を建てるとなると、
税込2500万円かかるとしましょう。
一方で資金計画をした結果、
毎月、返済していける金額が80,000円で
そこから逆算したローン額が3000万円、
それに自己資金として出せる300万円を足して
総予算が3300万円として、
家以外の費用に1200万円必要だとしたら、
家に掛けられる予算は2100万円となります。
家以外の費用とは、諸経費、外構工事費です。
家そのものだけでなく、住むために必要な費用が多々発生します。
人によって異なりますが、弊社の経験からお伝えしますと、
150万~500万ほど諸経費がかかります。
となると、
35坪という広さにこだわって家を建てるとなれば、
単純に400万円資金が足りないため、
この不足分を何らかの形で補わないといけなくなります。

銀行から借り入れを増やすとか、
貯金をギリギリまで切り崩すとか、
親から助けてもらうなどの手段によって、です。

そして借り入れを増やすという選択をすると、
毎月の返済負担が大幅に上がってしまうことになり、
家計にゆとりがなくなる大きな原因となります。

よって、この場合最も良い選択は、
2100万円という予算で建てられる家にする、ということです。
たとえそれが30坪にも満たない家になるとしても、です。

とはいえ、やはり30坪未満と聞くと
「ちょっと小さ過ぎるのでは?」と思ってしまいますよね。

なので、次回は間取りのつくり方によっては
28坪の家でも35坪の家よりも使いやすく、
より住みやすくなるということについて
お伝えしていきたいと思います。
そんなに費用がかかるのか...と家づくりに後ろ向きになられた方も
いらっしゃるのではないでしょうか。
きちんと決められた予算内で賢く家づくりが出来るよう、
ファミリアハウスがサポートしていきますのでご安心くださいね。

それではまた☆


住宅ローンよりも恐ろしい電気料金

個人的には、家を建てる時
太陽光発電を設置した方がいいと思っているのですが、
10年前に比べて随分と買取金額が下がったことや、
頭金がかかること、また維持費が高いという理由で
設置しても採算が合わないと後ろ向きな方も
けっこういらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、仮にあなたがこれらを理由として設置せず、
結果的に35年後手元に残るお金が設置した人より
400万円以上少なくなってしまう可能性が高いとしたら、
一体どちらの選択をされるでしょうか?

おはようございます。
ファミリアハウスの佐々木です。

というわけで、
今回は賛否両論ある太陽光発電について
お伝えしていきたいと思います!

✔︎電気代が高くなっている2つの理由

太陽光発電を設置した方がいい理由は、
ズバリ電気代が高くなっているからと、
今後さらに高くなっていく可能性が高いからです。

電気代が高くなっている理由は、
1つが売電金額の原資となるお金を電気代に加算して
国民全員が払わされているからです。
電気料金の明細をご確認いただくと分かりますが、
「再生可能エネルギー賦課金」と書かれている項目ですね。

そして、この賦課金は
売電制度が始まって以来毎年値上がりし続けていて、
電気使用量が多い家庭では、
実は月3,000円〜4,000円も電気代にプラスして
この賦課金を払っています。

2つ目の理由は、
そもそもの電気料金自体が
どんどん高くなっていっているからです。

6月から東北電力では平均25.47%の値上げとなりました。
それに加えて夜間料金(23時〜7時)の単価も
10年前に比べて3倍ぐらい上がっていますしね。

この理由は、ザックリ言うと
発電コストが安い原発が東日本大震災をきっかけに
停止になってしまったからなのですが、
加速する脱炭素の流れからすると、
電気代はさらに高くなっていくと
考えた方がいいのではないでしょうか。

脱炭素の目標を実現するためには、
火力発電の比率を大幅に減らし、
再生可能エネルギーの比率を
増やしていくことになるのですが、
なんせ再生可能エネルギーは
発電コストが火力発電より高いからです。

では、仮に今後電気料金が毎年3%ずつ
上がっていってしまうとしたら一体どうなるのか?

恐ろしいことに24年後には電気料金が2倍になります。
「いやいや、さすがにそれは絶対にありえないでしょ!」
と思った方もいらっしゃると思いますが、
リアルにそれぐらいの比率で
電気代が上がっていっているのが現実です...

そんなわけで、太陽光発電は
高騰していく電気を電力会社から買わないようにするために
設置しなければいけないというわけですね。

✔︎省エネ住宅だけでは無意味

巷では、省エネルギー性を高めることによって
電気料金を抑えるという提案が普及してきていますが、
実は、家の性能を高めただけでは、
電気代はほとんど安くなりません。

家庭に占める電気使用量の中で、
エアコンをはじめとした冷暖房機器が占める割合は、
わずか10%にも満たないからです。

つまり、仮に電気代が毎月平均15,000円だとしたら
そもそも冷暖房機器には
わずか1,500円しかかかってないということですね。

ゆえ、断熱を強化しこの電気代が20%カット出来たとしても、
それこそ採算が合わないのではないでしょうか。
毎月に換算すると300円の節約効果。
これが60年続くとして216,000円の節約効果ですが、
断熱強化にはこれ以上のコストが確実にかかるはずですからね。

そんなわけで、省エネ住宅は快適な住まいにはしてくれるものの、
決して電気代を安くする家ではないということを、
覚えておいてもらえたらと思います。
かつ、高騰する電気代を抑えるためには
太陽光発電の設置が必須であることも覚えてもらえたらと思います。

太陽光発電だと冷暖房機器はもちろん、
給湯器や冷蔵庫、照明、テレビといった
全ての電気をまかなうことが出来ますからね。

もちろん、設置方法や載せるパネルの品質、
そして建てる家によって享受できる経済効果の恩恵はバラバラですが、
まずは太陽光に対する偏った見方だけは頭の中から取り除いてください。

太陽光パネル自体の保証も25年もあるし、
パワコンの保証も15年もあり、
たった1年しか保証がない食洗機やIHクッキングヒーターなどの
電気製品とは比べものにならないぐらい手厚い保証が付いていますしね。
宣伝になってしまい恐縮ですが、弊社では太陽光の販売・設置工事も行っているので、お考えの際にはぜひ一度、ご相談いただけたらと思います。

それではまた...

変動金利・固定金利の向き不向き

変動金利と固定金利ではどっちが得なのか
というご質問を受けることがあるのですが、
正直な話、その結果は終わってみるまで分かりません。

しかし、住宅ローンを選ぶにあたり
自分にとっての向き不向きは知っておいた方がいいと思うので、
今回はそれに関して個人的な見解を述べていきたいと思います。

おはようございます。
ファミリアハウスの佐々木です!

では、まずは変動金利が合っている方から
お伝えしていきたいと思います。

✔︎土地があり、かつ自己資金が多い方

ズバリ、変動金利を選んでもいいと思っている方は、
これに該当する方のみです。
つまり、実家に土地があるか、
あるいは土地を親が買ってくれるため、
自らのお金で土地を買う必要がない人であり、
かつ、たくさん貯金があり親からも援助がもらえる方です。

理由は簡単で、
借入が少なくなれば返済期間を短くすることが出来、
後々金利が上がったとしても
返済負担が急激に上がらないからです。

具体的にはこんな感じです。
土地代0円、建築代2500万円、
外構工事費100万円、諸経費200万円、合計2800万円、
貯金500万円、親からの援助500万円、借入1800万円、
という感じですね。

この場合、返済を20年で設定しても
月々の返済は79,609円となるため、
今の家賃と同水準ぐらいという方も多いのではないでしょうか?
(10年固定の0.6%として試算)

また、10年固定の住宅ローンは
10年後確実に金利が上がるのですが、
仮にそうなったとしても返済負担はさして上がりません。
10年後には元本が半分ぐらいまで減っているからです。

そんなわけで、土地がありかつ自己資金が多い方は
変動金利を選んでもいいと思っている次第であります。

✔︎返済期間は短い方がいいのか?

とはいえ、このような方でも
20年返済ではなく35年返済にすることを推奨しています。
理由は、35年返済にすると返済金額が47,525円となり、
浮いた32,084円を貯金や積立投資に回すことが出来るからです。

また、住宅ローンには団体信用生命保険という
掛け捨ての定期保険がかかっているため、
わざわざ早く返済してその保証を外すこともないというのも
返済を短くする必要がないと思っている理由です。
おそらくこの先の将来、私たちは70歳や75歳まで働くのが普通になるでしょうしね。

さらに、家を建てると
住宅ローン控除によって払った所得税や住民税を
国から当初の13年間返してもらえる制度があるのですが、
借入残額が多いほどより多くのお金を返してもらえるので、
この観点からも返済を短くする必要はないとも言えます。

以上のような理由から、
私自身は返済期間も短くする必要はないと思っているのですが、
投資に抵抗があるとか、ローンがある状態が嫌だ
という方もあると思うので、
あくまで自由に選んでいただけたらと思います。

✔︎自分で土地も買い、自己資金が少ない方

では、続いて固定金利を選んだ方がいい方ですが、
こちらに関しては先程の真逆の方です。
つまり、土地も自分で買わないといけない、
かつ、親からの援助もなく(少なく)、
貯金もない(少ない)という方ですね。
この場合、どうしても借入金額が大きくなってしまいますからね。

少なくても3000万円、多いと4000万円オーバー
という方も決して少なくないのではないでしょうか。
ゆえ、固定一択の方には借入金額が少しでも減るように
家づくりをしていただきたいと考えています。

3500万円を1.2%の金利で借りた場合、
102,096円も毎月返済しなければいけないし、
4000万円ともなると116,681円も
毎月返済しなければいけませんからね。

ゆえ、後者の方には家づくりの予算を
少しでも抑える努力をすることを推奨しているのですが、
その具体的なやり方については
次回の太陽光発電の話の後に
数回にわたってしていきたいと思っています。

最後まで読んでいただきありがとうございました!
家づくりで損をしないためのお金の話、今後も続きますので
ぜひ、次回以降もご覧いただければと思います。

家を建てるタイミングは生命保険を見直すいい機会

突然ですが、自分の生命保険の内容は把握していますか?
最初の契約の時は分かっているつもりですが、時が経つにつれ
忘れてそのままになっている...という方もいるのではないでしょうか。
実際私がそうでした^^;

おはようございます、ファミリアハウスの佐々木です!
家を建てるにあたり銀行からお金を借りるとしたら
団体信用生命保険という
掛け捨ての定期保険に加入することになるため、
現在入っている生命保険を必ず見直すべきだと思います。

また、生命保険の仲間には
医療保険や学資保険などがありますが、
これらも家を建てると同時に見直すことをオススメしています。

そもそも学資保険は、
以前のように掛け金以上にお金が増えることも
なくなってしまいましたしね。
ま、今の日本の金利水準を見る限り、
当たり前と言えば当たり前のことなんですけどね。

では、その理由について
もう少し詳しくお伝えしていきたいと思います。
まずは生命保険からです。

✔︎保険はお金が増えるのか?

生命保険には、
「定期保険」「養老保険」「終身保険」の3つがあり、
後者2つは死亡保障と同時に貯蓄機能を備えているのですが、
もしもの時の保障に備えつつ、
ほぼノーリスクでお金が増えるという魅力に惹きつけられ、
銀行にお金を預けるぐらいならこっちの方がいいなと思い、
加入している人も決して少なくないのではないでしょうか?

確かにこれらの保険は
中長期的に保険料を払い続けていくことによって
それなりにお金は増えるので、
銀行に預金するよりは良いとは思うのですが、
正味の話をすると、
自分自身で積立投資を長期的にしていった方が、
比べものにならないぐらいお金が増えていくので
確実に保険よりも積立投資を優先すべきだと思います。

とはいえ、積立投資の商品には
保険のように死亡保障がついていないし
リスクもゼロではないので、
それも考慮したら保険の方がいいんじゃないの?
と思ってしまいますよね・・

✔︎死亡保障はそこまで必要ない?

しかし、実際のところ、
そこまで死亡保障を手厚くする必要はありません。
債務者にもしものことが起こった時、
ローンが全額返済される掛け捨ての保険に
住宅ローンを申し込むと同時に加入するからです。

仮にご主人が単独名義でローンを借りた数年後、
不幸にも亡くなってしまったとしましょう。

この場合、あなたのご主人の給料は
全くなくなってしまいますが、
逆に必要じゃなくなる費用もたくさん出来ます。

まずは住宅ローンの返済です。
そして、ご主人に掛けていた保険も全ていらなくなるし、
車の維持費もいらなくなります。
また、携帯代や食費、雑費、交際費、
小遣いといった費用も全ていらなくなります。
さらに、これに加えて、
遺族には国から年金が支給されることになります。

となると、おそらくトントンか
あるいは、今より家計に少しゆとりが生まれるかもしれません。
あるいは、あなたがガッツリ仕事をしているとしたら、
けっこうゆとりが生まれるのではないでしょうか。

さらに、お子さんが成長し大学に行きたいとなった時も、
最悪、その家を売却し実家に帰り親御さんと一緒に暮らせば、
その資金の多くを捻出してやれるでしょう。

そんなわけで、家を建てた瞬間に全ての保険を見直し、
なんならその多くを解約してもいいと思っている次第です。

あるいはもし入るとしたら、
子供たちが大学を卒業するまでの間、掛け捨ての定期保険に
ちょっとだけ入っているぐらいでいいのではないでしょうか。
もはや子供たちが仕事をやり始めた時点で、
もしもの時に備える必要なんてありませんからね。

✔︎医療保険が最小限でいい理由

医療保険に関しても、
国民健康保険が充実している
日本ではほぼ入る必要がないと思います。
治療費がわずか3割しかからないからです。

また、日本では国民健康保険さえきちんと払っていれば、
高額療養費制度が適用されるため、
大きな病気をしたとしても
それほど大きな治療費を請求されることがありません。
そのほとんどを国が負担してくれるからです。

そんなわけで基本的には医療保険にも入る必要がないし、
仮に入るとしても高額療養費でまかなえないものにだけ
入るぐらいでいいと思っている次第です。

以上を踏まえて、家を建てる機会に
今入っている生命保険をしっかりと見直し、
浮いた資金を積立投資に回すという
マインドに切り替えていただければと思います。

では次回は、家づくりでとっても大切な
住宅ローンについてお伝えしていきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみに!

アップデートすべき8つの新常識

6月に入り、今年も折り返し地点に突入。
早い、早すぎる...
今年中にやりたいこと、皆さんはいくつすみましたか?
おはようございます。
ファミリアハウスの佐々木です☆

時がたつのはあっと言う間。今月からまた電気代も値上がりするとか。
家計を圧迫し続けるあらゆる物価高から、今回は家づくりをお考えの方々に
損をさせないポイントについてお話していきたいと思います。


✔︎貯金は定期預金でしている
✔︎生命保険にバッチリ入っている
✔︎住宅ローン金利は安いほど良い
✔︎太陽光発電はつけても無駄だ
✔︎家は35坪以上欲しい
✔︎土地は南向きじゃないとダメだ
✔︎土地は少しでも広く買いたい
✔︎投資は危険だから絶対にしない

この8つの項目は、
多くの方にとって当たり前に
なっていることかもしれませんが、
これら8つの全てか、
またはその多くに該当するとしたら、
将来、苦しい生活になる可能性が高くなる
と言っても過言ではありません。

一方で、この8つ全てに該当しない方は、
家を建てた後もお金の不安なく暮らし続けられる
可能性がグンと高くなります。

というのも、
これを知っているか知らないかで、
35年後に手元の残る資産が
数千万円違ってくるかもしれないからです。


まずは、貯金の選択肢は
銀行だけにしては絶対にダメですよ!
というお話からです。

現在の銀行の預金金利を
知っているかどうかにかかわらず
多くの方が薄々気付いている話かとは思いますが、
より「なるほどねー!」と思ってもらいやすいように
具体的に数字を挙げて説明していきますね。

✔︎定期預金っておトクなの?

定期預金はいつでもお金が引き出せない代わりに
普通預金より金利が高いのが特徴ですが、
問題点はその金利がかなり低いということです。

以前(と言っても数十年前)は数%もあった金利が、
今や10年定期ですらわずか0.01%ですからね。

では、これがどれくらい低いのか
計算していきたいと思います。
ということで手元に300万円があって、
これを全額10年の定期預金に入れると
仮定して計算してみましょう。

ホントは増えたお金に対しては
約20%の税金がかかるのですが、
計算を簡単にするために割愛させてもらいますね。

(1年目)
300万円×1.0001=300万300円
(2年目)
300万300円×1.0001=300万600円
(3年目)
300万600円×1.0001=300万900円
(4年目)
300万900円×1.0001=300万1200円
(5年目)
300万1200円×1.0001=300万1500円
(6年目)
300万1500円×1.0001=300万1800円
(7年目)
300万1800円×1.0001=300万2100円
(8年目)
300万2100円×1.0001=300万2400円
(9年目)
300万2400円×1.0001=300万2700円
(10年目)
300万2700円×1.0001=300万3000円

ねっ?
こうやって数字にしてみると
けっこう酷い数字だと思いませんか?
10年もの長い間ずっと寝かしておいて、
たったの3000円しか利息がつかないわけですからね。

他の銀行宛に3万円以上振り込んだら、
それだけで一発で2〜3年分の金利が
吹っ飛んでしまうわけですしね。

振込手数料も銀行窓口や他銀行宛てだと330円、 550円と金額や内容によって
割と高くついてしまいますよね。
また、振込手数料とともに
気を付けておかないといけないのが時間外手数料です。
平日の18時以降とか休日に預金を引き出す時に
取られる手数料のことですね。

この手数料も110円とか220円かかるので、
一度やってしまっただけで、
利息がけっこう吹っ飛ぶことになります。

そんなこんなで、
お金を増やしたいと思っているなら
銀行には貯金していくべきではないし
銀行の使い方もよく考えた方がいいというわけです。
(毎月の支払いと突然の出費に備えて
普通預金口座に最低限のお金だけ
預金しておくところだと思ってください)

昔のように銀行にお金を預けておけば、
10年後には預金が2倍になっていたなんてことは
99.9%起こるわけがありませんからね。

では、預金は一体どこにしていけばいいのか?

生命保険に預けておけば、
保証という恩恵も受けながら中長期でお金が増えそうだから
終身保険や養老保険をうまく使って貯めていくのが正解なのか?
そのように保険会社から言われ、
保険を充実させている人も決して少なくないのではないでしょうか。

ということで、次回は
生命保険についてお伝えしていきたいと思います。

To be continued...